かかあ天下でもサブ3目指す ちみのすけ のブログ

かかあ天下、4歳の息子の尻にもしかれだしたお父さんが、サブ3目指して試行錯誤するブログ。

【その5】サブスリーの最後の壁。そしてゴールへ 〜勝田マラソン2018〜

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30~35kn 2:27:07 (ラップ21:19)


勝田前、新横浜での30km走後、サブスリーランナーのおいやんさんがこんな事を言っていた。


「35kmまでサブスリーペースでいけば、残り7.195kmはなんとかなる。ここまで来たのに勿体ない!って気持ちでて粘れるから。」


30~35km。確かにここが正念場だ。


湘南の時はここで失速した。


今回も当然、ここで失速すればサブスリーを逃す。

ただ逆に、ここを4:15で耐えきれればサブスリーはぐっと近づく。

「ここで出し切ろう。」


そんな思いで走っていると、
32kmすぎ、勝田マラソンの難所である3段うねり(アップダウン3連続)が見えてくる。


事前にたのくるさんのブログで、イメージしていたものの、実際に目も前に迫ってくると


「あそこを上るのか・・・」
心が折れそうになる。



そんな心を、
「普段練習している尾根幹に比べればたいしたことない!!」

と奮い立たせ、1つ1つ着実に上っていく。

とにかく出し切るんだ。



35km通過は、2:27:07
なんとか、サブスリーペースで耐える事が出来た。




35~40kn 2:48:49 (ラップ21:42)

35kmのマットを踏んだ時点で、残りの体力はあまり残されていなかった。


「きつい。」

顎が挙がり、フォームが崩れ、ペースを落としたい衝動に駆られる。
ラップが落ちてきて、周りのランナーに抜かれることも多くなってきた。

弱い自分が顔をだしそうになる。



そんな時思い出すのはやはりブログの事。


そうだ、35km以降苦しいのは想定済みだ。

ただ、苦しいのは僕だけでない。35km以降は誰でも苦しいんだ。

僕を抜いたあのランナーも、苦しい中スパートしてるんだ。



そう自分に言い聞かせ、無理やり気持ちを前向きにする。


「絶対に負けねー」

時計を見るのをやめた。
とにかく、自分の前を走るランナーに食らいつく。

40km通過、2:48:49。



40~42.195 2:58:21 (ラップ9:32)

40km通過の時間、2:48:49は係りのおじさんが読み上げてくれた。

「2時間50分以内なので、たぶんサブスリー圏内だろう。」


そんなふうに思うと同時に、

「決して余裕のあるタイムではない」
とも思った。


なぜなら、すでに足も体も限界を迎えていたからだ。



「ただ、とにかく前へ。」

そんな思いで足を進める。

普段ならあっという間の2kmが、とてつもなく長く感じる。

「後悔はしたくない。」


ストライドが全く伸びなくなっている足を無理やり動かす。
込み上げる吐き気を無理やり抑え込む。


前へ前へ。




ガーミンが42kmを告げて、最後の曲がり角が見える。

「あと少し。」


最後の曲がり角を曲がるとゴールが見えてくる。

ゴール前の時計は2時間58分を回った所。

夢にまで見たサブスリーが目の前にある。


ラストスパートをする体力は残っていない。
かっこいいポーズでゴールする体力も残っていない。


ただただ必死で足を動かし、倒れこむようにゴールへ。


ゴールタイムは、

2:58:21。



続きます。




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